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マタナゴ移植計画

釣り針に掛かった青く光るマタナゴ
いろいろとご意見あるかと思いますが過去の記事ですのでご了承下さい。

梅雨空のため平地の釣りに出掛けて来ました。


マタナゴ生息域です。前回よりもさらに、タイバラとカネヒラの勢いが強く普通に釣っているだけではなかなかマタナゴに巡り合えません。マタナゴ以外は一投一匹状態で相変わらずの入れ食い状態ですが ・ ・ ・(-。-;)  最初に釣った時がうそのような変わりようです。


この日一番に色付いていたカネヒラ♂です。婚姻色も出始め全盛期に近づきつつありますね。


マタナはというとタイバラを集めておいて遠巻きを釣ってみたり、タイバラが嫌がる流芯を狙ってみたりと試行錯誤しても釣れてくるのはチビばかりです。本流まで下ってしまったのか、産卵で力尽きてしまったのか、魚影はかなり薄くなっていました( ̄▽ ̄;)!!
この日釣れた最小のマタナゴです。


それでも少しだけ釣れた中には、婚姻色の残ったまだまだ綺麗な個体も見ることができました。 トップ写真です。
小さな稚魚も群れていたので、もしかしたらマタナゴの新子かと思って網を入れてみましたが、捕れたのはオイカワの稚魚で、一匹だけ稚魚とは言えないサイズの小さなマタナゴが網に入りました。残念( ̄。 ̄)


二箇所回って釣ったのはこれだけです。
一箇所目の釣果はこのうちマタナゴが10匹ほどです。


二箇所目です。マタナゴが僅かに1匹でした。


突然釣れなくなるとやはり心配になりますね。
じつは、初めてこの釣り場を発見してマタナゴを釣り上げた頃から、ある計画を思い描いていました。それは、マタナゴ移植計画です。3年間マタナゴを捜し求めましたが、いたとされる所に自分が行った頃にはバスの食害や圃場整備等によって姿は確認できずじまいで、釣りたくても生息の有無も分らない幻の魚になっていました。それが、この生息場所を幸運にも目の当たりにして、他の地域でもマタナゴを泳がせたい(きっと昔は生息していたでしょうから復活させたい・・・かなぁ) と考えるようになりました。
自分はあちこち探索していましたので、同じ流域の近隣市町村に似たような環境の場所があるとを知っています。その場所にマタナゴの若個体を雌雄合わせて50匹を放流できたらと思いました。その種を定着させるのに50匹だけで足りる数かは分りませんが、多すぎても元の生息地に負担を掛けてしまうような気がしての数です。
以前に撮った写真ですが、放流希望場所です。




この場所で生息が確認された魚はタイバラとオイカワとモツゴだけです。もちろんバス・ギルの進入はありません。タイバラは競合しますが今時いない所はないと思いますし、オイカワによる稚魚の食害も心配ですがこれも同じです。二枚貝はたくさんいるようで目視もできます。
万が一洪水等で流されたとしても下流域はタイバラとカネヒラ天国になっていますので、すぐには全滅ということはなさそうです。遺伝子云々という問題もあるでしょうが同じ流域だったら問題ないでしょう。こんなことを一人妄想していますが成功する保障もなく、もし上手くいかなかったら貴重なマタナゴ50匹の命が無駄になります。まあ、今となっては50匹確保できるかも怪しいもんですが(;^_^A
もし、こうしてして生息域が拡大していったら ・ ・ ・ ・ ・
すばらしいことだと思ってはいますが、踏ん切りがつかず今に至ります。どんなもんでしょうか?

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